今回は、10年以上前に購入されたSony製のブルーレイレコーダーBDZ-AT500の修理についてご紹介いたします。

お客様からのご相談がありました。朝起きてブルーレイレコーダーを使おうとしたら、いつも表示されている録画予約の文字が消えていて、電源ボタンを押しても反応がないとのことでした。しかも、この製品はすでに10年以上経過しており、メーカー修理も受け付けてもらえないとのことでした。

お客様からは、今後は新しい製品を購入するつもりだけど、中に入っている録画内容を取り出したいというご要望がありました。当店では、お客様のご要望にできる限りお応えすることをお約束しておりますので、修理に取り掛かることになりました。

まずは、電源が入るようになればとのことでしたので、製品をお預かりし、調査を開始しました。


開封してみると、内部にはかなりの埃が溜まっており、基板にも汚れが見られました。

そして、電源供給部分の近くにあるコンデンサに亀裂が入り、中の物が噴出したようでした。このコンデンサは交換が必要でしたので、部品を取り寄せて交換しました。

しかし、基板を電源につないでも電圧が検出されず、原因を探っていくと、電源部入り口のヒューズがオープンしていることがわかりました。これも交換が必要でしたので、部品を取り寄せて交換することで、各部に正常な電圧が検出されるようになりました。

最後に、埃や煤を除去し、部品を組み立てると、ブルーレイレコーダーは復活し、電源が入るようになりました。画面への出力も可能になり、お客様が異常に気づいた録画予約の文字も復活しています。

メーカー修理が受け付けられない機器でも、症状によっては修理できることがあります。お困りの方は、ぜひお問い合わせください。当店では、お客様のご要望に最大限お応えするため、専門知識と技術を持って修理に取り組んでいます。

ブルーレイレコーダーBDZ-AT500の修理は、お客様との信頼を深める貴重な経験となりました。今後も、お客様のご満足を第一に考え、精一杯のサービスを提供してまいります。

ブログを最後までお読みいただき、ありがとうございました。どうぞお気軽にお問い合わせください。